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妊娠7週頃に歯ぐきの表面の一部が厚くなり、歯ぐきの中にめり込んで行きます。そして顎の骨の中央まで進んで行きます。顎の骨の中まで到達すると、そこで増殖して「歯胚」と言われる歯を作る基になる器官になります。この「歯胚」が歯を作って行くのです。この時できる歯は乳歯ですが、永久歯は乳歯を作る歯胚の一部が離れてできる新しい歯胚が基になってできます。
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歯や骨は、カルシウムを中心とした「ハイドロキシアパタイト」というものでできています。フッ素は、このアパタイトの中のカルシウムと入れ替わって「フルオロアパタイト」というものを作ります。「ハイドロキシアパタイト」よりも「フルオロアパタイト」の方が硬いので、フッ素が入り込んだ歯は、硬くて丈夫になります。
フッ素の応用には次の3つの方法があります。
1.飲料水中にフッ素を配合する
2.高濃度のフッ素を塗布する
3.低濃度のフッ素を使用する
ただし、歯ができるときにフッ素が多すぎると、「斑状歯」と言って、歯が白いマダラ模様になることがあります。以前、大阪の近くの宝塚市で、フッ素が多く含まれた地下水を飲料に利用したために、住民に「斑状歯」が出たことがあります。しかし、現在は上水道が完備していますので、全くありません。いろいろな理由で水道水へのフッ素の配合は現在のところ行われていませんが、しかしアメリカに占領されていた時代の沖縄県、アメリカの基地内ではアメリカ独自で、さらに2002年からは沖縄県で、再び実施される予定になっております。
また、フッ素を配合した飲料水を持続して摂取することは、低濃度フッ素の利用と同じ効果があります。高濃度のフッ素の利用は、歯が出て間もない歯に最も効果的です。はえたての歯は、人間でいったら「赤ちゃん」みたいなもので、「いいこと」も逆に「悪い」ことも何でも吸収して自分のものにします。歯にとっていいことはフッ素ですし、歯ブラシの習慣です。歯は、まだまだ柔らかいので、フッ素が染み込みやすいので、この時を狙って高濃度のフッ素で一気にフッ素を歯の中に染み込ませようというわけです。
低濃度のフッ素の利用は、持続的にフッ素を少しづつシミ込ませる目的のために使用されます。歯は、できあがった後も一生をかけてカルシウムやフッ素を取り込んで、少しづつ硬くなって行きます。そのため、大人になってもフッ素はむし歯予防に効果があるといえます。
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どちらも効果的ですが、ここで「勉強」を例にして述べてみましょう。学校で6時間びっしり授業を受けても、うちに帰って何も復習、予習をしなければ、すごくいい頭ならともかく、授業の内容を忘れてしまうことが多いことを私たちは経験的に知っています。
忘れないためには家庭で復習をする必要があります。
しかし、帰ってから1時間まじめに復習するのを苦痛と思う人が多いと思います。では、5分ではどうでしょう、もっと少なく1分では? 5分位、1分位なら何とかできると思っている人がいると思います。
これと同じように歯科医院、保健所(センター)で受ける6時間びっしりの授業(高濃度のフッ素)と家庭での1分あるいは5分の復習(フッ素のスプレーやフッ素配合の歯磨剤、フッ素のうがい)を毎日行った方がより、効果が挙がることは分かると思います。
しかし、中には、毎日の1分あるいは5分の予習、復習も苦痛と思う人もいます。では、「明日の学校の用意のために教科書やノートを準備する」だけで、テストで100点を取れるようになるといったらどうでしょうか?、知らず知らずのうちにむし歯予防効果が上がっていく、これが飲料水へのフッ化物の添加なのです。
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むし歯予防にはフッ素が効果的ということは医学的に実証されています。 フッ化物の応用は「フッ素歯面塗布」、「フッ素スプレー」、「洗口」などがあります。 ・フッ素歯面塗布は、フッ素濃度が 9,000ppm(0.9%)の高濃度のフッ化物溶液を直接塗布する方法で、歯科医院にて通常年1〜2回塗布します。 ・フッ素スプレーは、濃度 100ppm(0.01%)のフッ化ナトリウムを主成分とした、フッ素イオン溶液をスプレーして応用します。 ・洗口は、ブクブクうがいのできる4歳ころから開始するのが望ましく、1日1回法が一般的です。市販されている洗口液などを口に含み30秒ほどブクブクうがいをして、吐き出します。
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フッ素を塗布、噴霧、洗口した場合30分程度飲食を控えてください。 洗口に関してはブラッシング後に行いますが、とくに、就寝前が効果的です。 幼児、小児の場合は保護者の監督下で行なってください。また、子供が誤って飲んでしまったとしても、薬事法によりその安全性が保障されていますので、日常使用する量から考えれば心配することはありません。
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よく妊娠・出産でカルシウムが抜けて歯が悪くなったといわれますが、そのようなことはありません。
歯は、骨のようにカルシウムが溶け出て行くことはありません。妊娠・出産で歯が悪くなるのは、ひとえに手入れの悪さによるものといわれています。
妊娠時のツワリなどにより歯磨きが出来なかったり、妊娠後期には体を動かすのがおっくうになるので、つい歯磨きがおろそかになったり、きちんと磨けなかったりすることが原因です。また、妊娠時や出産後しばらくは、きちんとした間隔で食事ができないことも原因として考えられます。
また、妊娠以前には自覚症状がなかったものが、妊娠により自覚症状がでてくることがあります。妊娠前に痛くないので治療せずに放っておいた所が悪化する場合もあります。
ですから、妊娠・出産後もきちんと手入れがなされていれば、歯が悪くなったり、いわゆる歯槽膿漏になったりすることはありません。また、妊娠前には、ちゃんと歯を治しておきましょう。
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赤ちゃんが手を口に
持っていくことは
自然なこと
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「指しゃぶり」(指だけでなく毛布などでもよいが、物をしゃぶるあるいは噛む癖)は、歯にとってなにも良いことはありません。悪いことばかりです。
一番の影響は、歯並びです。特に前歯に影響します。上の前歯は前突して出っ歯になり、下の前歯は少し内側に倒れてほかの歯を圧迫するので乱杭歯になりやすくなります。また、同時にくわえた指を吸う癖があると、吸う時に頬が歯並びを内側に圧迫するので、歯列が狭くなります。その他にも、出っ歯になることで美容上の問題や、発音の問題、食物を飲み込む時などに問題が起こる可能性があります。
3歳ぐらいまでにこの癖が治まると、乳歯は歯並びが悪くても永久歯に生え変わる時に改善される可能性が高いですが、4歳を過ぎてもまだ続いていると、前歯の植わっている顎の骨自体が前突して、永久歯の歯並びにも影響を与える可能性が高くなります。
このように「指しゃぶり」は是非とも止めさせたい癖なのですが、なかなか容易ではありません。こういうと、お母さんの中にはすごく気にする人がおられるかもしれませんが、あまり過度に心配して早急に止めさせようとはしないで下さい。
乳児期には特に問題はありませんし、幼児期でも指しゃぶりの裏に隠された幼児心理の問題もあります。焦らず、気長に、優しく、少しづつ注意していきましょう。
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よく見かける風景 |
その子の親指には吸いダコが |
指が一本入るように空いている |
永久歯になっても上下が噛み合ってない |
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乳歯の癒合の頻度は
永久歯の10倍

乳歯の時も
歯が癒合していた
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時々歯の数が先天的に不足している人があります。時には「癒合歯」といって隣の歯とくっついてしまい2本で1本の歯になってしまっているような歯も見受けられます。
人間の歯の数は、少なくなる方向に進化しているといわれます。ですから、永久歯では前から数えて2番目、5番目、8番目(親知らず)などは、最も足りなくなる可能性があります。足りないからといってあまり気にしないで下さい。その人は未来人なのです。 でも、困ったことも時には起こります。上下で歯の数が違うために噛み合わせも問題が起こることもあります。あるいは、左右で歯の数が違うために歯並びが横にずれてしまったり、不足した分スペースが余って歯と歯の間が広がってしまう場合があります。
このようなことで困った場合は、歯科医にご相談下さい。状況により治療が必要な場合もありますし、また治療の方法も状況により変わってきます。
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初めて生えてくる歯は、下の乳歯の前歯ですが、この頃は離乳が始まり、固形の離乳食が始まる前後です。やはり歯磨きは必要です。
ただし、歯磨きと言ってもまだ歯ブラシは使いません。どのようにするかと言うと、ガーゼをお母さんの指に巻きつけて、それで歯の表面を拭ってあげてください。あるい綿棒みたいなもので行ってもかまいません。
また、何でも口の中に自分で持って行こうとする時期でもありますから野菜スティック(食べるといった意味でなく、固いものをかじって、歯茎を固める意味で)などを与えて、野菜本来の味を教え、うす味を教える(味覚の形成)ことも必要です。
この時期の歯磨きは、歯の汚れを落とすことも目的ですが、それよりも口の中に異物を入れられることを慣れさせます。 ある程度歯が生え揃ってから急に歯磨きをしようと思っても、子供は嫌がって素直にさせてくれません。ですから小さい内から少しづつ慣れさせておく事が大事なのです。
遊びの一貫として歯ブラシをくわえさせる。
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